SINN新作 EZM-7

「時計を作る上で最も重要なのは、その時計がどのような目的で、どう使われるかということです。それを極限まで突き詰めていくと、どのブランドもほぼ同じ結論、機能に達するはず。つまり、特定の目的における真に機能的な時計とは、ひとつしかないという事なのです。」
これはジンの現社長ローター・シュミット氏がかつて語った言葉です。

今日は、2011年の新作「SINN EZM-7」をご紹介します。

【ムーブメント】

・ETA2893-2(自動巻/21石/28,800振動)

・マグネチック・フィールド・プロテクションにより80,000A/mまで磁気防護

・特殊オイル66-228使用


【機能】

・時・分・秒(センターセコンド)

・救出ミッションの時間配分を示すダイヤルデザイン

・デイト表示

・24時間表示式UTC(デュアルタイム)機能


【ケース・ベルト】

・ケース:ステンレススチール(テギメント加工1200ビッカース)

・ベルト:シリコンストラップまたはステンレススチールブレスレット(テギメント加工)

・風防:サファイアクリスタル

・回転ベゼル(救出ミッションの時間を読み取るための色分け)

・リューズ:ねじ込み式(使用感と安全性を高めるため逆位置に配置)

・裏蓋:ステンレススチール、ねじ込み式

・防水性能:20気圧防水

・ドライカプセルを組み込んだ除湿テクノロジー

・放電腐食防止のプロテクトガス充填


【サイズ・重量】

・ケースサイズ:直径43mm×厚さ12m

・重量:165g

・ベルト幅:22mm

 

 

 

 

■税込価格

シリコンベルトモデル \304,500(本体価格 \290,000)

ブレスレットモデル \338,100(本体価格 \322,000)

 

1998年、ジンは特殊部隊が計測機器として使用する時計の開発を開始しました。それが、EZM(アインザッツ・ツァイト・メッサー)です。アインザッツは、危険を冒す出撃・出動を意味し、ツァイトは時刻、メッサーは計測機器を意味します。
時計の形に言いかえれば出撃用計測機器となります。

特殊な職業といえば警察や軍の特殊部隊がありますが、一言で特殊部隊といってもその活躍する舞台は海、空、陸上などさまざまな問題が絡み合う場で、そこで使用される時計の使用目的や環境も全く異なり、必要とされる機能やスペックにも違いがあります。
そのためまずその部隊ではどの機能が必要かを探ることから開発が始まりました。
成功する選択肢しか許されない彼らの最高のパートナーとなるため、ヒューマンエラーを徹底的に排除したデザインと機能性、それこそが計測機器の原点と言えます。

これまでに税関特殊戦闘部隊(EZM1)、国境警備隊ダイバー部隊(EZM2)、警察特殊部隊(EZM3)、消防レスキュー部隊(EZM4)の制式時計を開発しています。

モデルEZM7は、消防調査員の専門家に協力を要請し開発された特殊部隊のためのミッションタイマーです。消防隊やレスキュー隊が呼吸保護具使用時に必要なCSA(防火スーツ着用時間)からLPA(消防専用回線の受信時間)の数値を瞬時に読み取ることができる色分けされた回転ベゼルとダイヤルデザインが特徴です。これはドイツ消防協会マニュアルの規定に基づいた許容最長作業時間を示しており、テロ対応専門部隊救出活動の基準ともなるものです。テギメント加工、ドライテクノロジー、特殊オイルの使用などジン独自のテクノロジーを満載し、ヘビーデューティーな使用にとって理想的なプロフェッショナルウォッチです。

リューズは左側についています。

テギメント加工されたステンレス・スチールは金属や石でこすっても傷がつかないほど硬く、ハードな使用にも高い安心感があります。

SINNテギメント・セット

ジンの正式名は、ドイツ語で「ジン スペツィアルウーレン」・・・日本語では「ジン特殊時計会社」という意味です。つまり、ファッションの時計は作らない。普通の時計も作らない。専門的な性能をもった時計のメーカーという意志が社名に表れています。
『使うためだけの時計』作りがジンの哲学です。重要なのは機能性で、そのため、ジンの時計には、実際に役立つ機能のみが搭載されています。

ジンは今年創業50周年を迎えました。

その歴史は、ほかの時計メーカーには類を見ない「ジン・テクノロジー」と呼ばれる技術開発に彩られています。

ジンの時計は、使われる目的が明確であり、どのブランドにも似ておらず、シンプルで力強い。

ジンは次の50年も、ジンにしか作ることのできない時計を作り続けることでしょう。