HERMES NEW CAPE COD

LA  MONTRE  CAPE  COD
— 泳ぎ、潜り、波と戯れる。世界中の浜辺で砂を集め、小石を拾う。夕日が海に沈む瞬間をじっと待ち、シェーヌダンクル(錨の鎖)が岸辺に描く軌跡を眺める —

この詩は、エルメス・ウォッチカタログのケープコッドのページに書かれているものです。

・・・エルメスって、いつも詩的で夢があって、製品にもどこかゆとりを感じます。

1991年にケープコッドが発売されて、今年20年を迎えました。

このモデルは、エルメスジュエリーで広く知られている有名な「シェーヌ・ダンクル(錨の鎖)」から着想を得ています。

「ケープコッド」とは、アメリカ・マサチューセッツ州の東にある細長い半島の名前です。
長い海岸線をはじめ、森や湖、湿地帯など、風光明媚な風景が広がっています。
ここはアメリカ人憧れのリゾートエリアで、第35代大統領J.F.ケネディゆかりの地。
マリーナがあり多くのクルーズ船やヨットが停泊していて、大富豪たちの別荘が立ち並んでいます。


ケープコッドの浜辺
ケープコッドは、北アメリカで最初にヨーロッパ人が渡った場所といわれています。

今から500年くらい昔、新天地を求めて航海していたヨーロッパ人は、この美しい岬を見つけ、北アメリカ大陸の地を踏みます。
そして、1602年にイギリス人バーソロミュー・ゴスノルドがこの地をケープコッド(鱈の岬)と名づけたそうです。

・・・そういえば、東京ディズニーシーにも「ケープコッド・クックオフ」というレストランがありました。

フィッシュ&チップスが美味しくて、食事をしながらドナルドやミッキーのショーが観れる、楽しいレストランです。

エルメスには、「旅」をモチーフにした時計がいくつかあります。
それぞれのモデルに、物語があります。

ケープコッドはその代表ともいえるモデルで、新天地への希望を表現した美しいデザインの時計です。

こちらはメンズモデルです。
縦50mm(ラグ含む)、横36.5mmと、なかなか大きめです。

深いブルーの文字盤とレザーストラップがとても綺麗で、エルメスのエスプリを感じます。
文字盤の彫りもデザインに深みをもたせています。

インデックスのアラビア数字の一つひとつもよく見ると鎖のようなデザインになっていて(カレンダーまで!)、エルメスらしい細部まで凝ったつくりになっています。


Ref : 028201WW00
機械式自動巻 シンプルカレンダー
ステンレススティール製
ブルー文字盤
ブルーのアリゲーター・ストラップ

裏蓋には、馬具工房に由来するデュックとタイガーのレリーフが刻まれています。
デュックは四輪馬車で、タイガーは従者のこと。
主人が描かれていないのは「エルメスは最高の品質の馬車を用意しますが、それを御すのはお客様ご自身です」という意味が込められているためだそうです。

1837年、パリに設立されたエルメスは、馬車の馬具製造の素晴らしさで評判になりました。

ティエリー・エルメス(Thierry Hermès, 1801年 – 1878年)

その高い技術から生み出される製品は、ナポレオン3世やロシア皇帝など、多くの貴族御用達となります。

1879年には、2代目のシャルル・エルメスが店をフォーブル・サントノーレ24番地へ移転し、これが現在のエルメス本店となっています。

パリ本店

ハリウッド女優でありモナコ王妃であったグレース・ケリーにちなんだ「ケリー」や、女優ジェーン・バーキンにちなんだ「バーキン」など多くの人気バッグが誕生し、「ブランドの中のブランド」と言われるほど、その地位を確立していきます。

家族経営が続くエルメスでは、開発から生産・販売まで一貫して本社で管理し、職人の手による価値の高い商品を送り出し続けることで、高いブランド・イメージと商品の希少性を維持していると言われています。

エルメスは時計メーカーとして生まれたブランドではありません。
しかし、エルメスの時計には、スペックだけでは語ることのできない魅力があります。

1800年代から世界の富裕層の顧客を相手に培われたデザイン性とモノづくりの品質の高さは、他に類を見ないものがあります。

ひとつひとつの商品を知るたびに、そこに秘められたストーリーに影響を受け、“エルメスの世界”に引き込まれます。

是非、店頭でエルメスの商品を手に取り、そのエスプリを感じてみてください。