CHANEL PREMIERE

「アトリエのチーフデザイナー」という意味を持つ「プルミエール」は、1987年に発表されたシャネルで初めての腕時計です。

時計工房は、スイス時計産業の地、ラ ショード フォン。

人口3万7千人を擁し、標高1000mに位置するこの町は、世界中の高級時計づくりを牽引する中心部です。

サファイアガラスを八角形に、そして側面を斜めにカッティングしたケースは、メゾン・シャネルが育んできた誇り高き価値観の集約として、その歴史を如実に物語ります。

 
シャネルの象徴的な香水N°5のボトル、そして マドモアゼルシャネルが晩年をホテル・リッツに過ごし、そこから眺めていたヴァンドーム広場からインスピレーションを受けて、この美しいエメラルドカットのケースは生まれました。

この広場と極めて特別な関係にあった彼女は、ホテル・リッツの裏口を抜けて、その反対側にあったカンボン通りのオフィスやブティック、アトリエに通っていたといいます。

ちなみに、ヴァンドーム広場はパリの中心部、1区にある四角い広場でオペラ座から伸びるラ・ペ通りをまっすぐ進んでいくとあります。

角のところで斜めになっているペディメントの仕切りで、長方形のヴァンドーム広場は、八角形に見えるのです。

様々な面においてブランドを象徴するウォッチとなったパイオニア的存在のプルミエールは、昨今では新たなアイコンであるセラミックを使用したモデルが注目されています。

15×19.7mmという小さめサイズも装いへの美学を最後まで追求したマドモアゼルシャネルのモダンでエレガントなスタイルを彷彿させます。