カルティエ•ロンド

あなたは息子さん、娘さんに又は後世に何を残しますか?

いきなり何を•••••と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
最近お爺様から譲られた時計を修理に持って来られた方がいらっしゃいました。
その方はアンティークなその時計を自身の結婚という節目で使用する事を決め、
長らく止まっていた時計を修理する事にされたのです。

お爺様の時計を使用するということは…..3世代に渡ってこの時計は生きてきたのです。
3世代?  
改めて時計ってなんか凄いです。

時計はシンプルな3針手巻きタイプ。どこかの引き出しにしまいっぱなしだったのでしょう。
革バンドも固くなっており、ガラス部分は小傷が目立っていました。
ガラス交換、革バンド交換、機械分解掃除、ケース磨き、

恐らく30年以上使用されていたそのアンティークな時計は、
上記の内容でまた何年振りかに息を吹き返し、
またその方と共に未来の時を刻んでいくのだろうと想像すると、
なんて時計って素晴らしいんだろうと思います。

思いを形として残せるもの….

限りがあります。

世代を超えて残せるもの….

更に限りがあります。

私は今回この古い一本の時計が世代を超えて受け継がれた瞬間を目にし、そして携わり、第三者の私が言葉にできない感動をするくらい素晴らしい事実を体験しましたし、店頭で修理の受付をしていますと今までも幾度か同じような事を体験します。

その方はまだ20代の方です。その方がこの時計を使用している姿を周りで見た人は、
古い時計だからといってバカにすることはなく、何故か温かい気持ちになるはずです。
洋服や電化製品と違って時計は古い物を使用していても、何故か物を大事にしている感が伺えるからです。

ちなみにいうならばこの方の時計はオメガでした。

私が後世に残すとすれば….
今使用しているこのカルティエでしょうか。

「カルティエ・ロンド」

・手巻きムーブメント
・40時間パワーリザーブ/21000振動
・裏蓋スケルトンシースルーバック
・日常生活防水
・ケース系38mm
・ケース素材K18PG
・価格¥1,129,800

どちらかというと丸型、革バンドタイプのクラシックなシリーズです。
裏蓋シースルーバックから見える機械の美しさと、薄型の手巻き時計というところが購入の鍵となりました。
手巻き時計は数あれど、薄型タイプというのがなかなか今の時計の流行とは逆行しているのか少ないです。

しかしそのシンプルさの中に王者カルティエの特徴が満載されてます。
文字盤はカルティエらしいクラシックさを漂わせるクリーム色バックのローマ数字、
7時位置にカルティエロゴの隠し文字、リューズ先端にはサファイヤが埋め込まれています。
針はカルティエにはめずらしいブレゲ針を使用。

毎朝身に着ける度に機械を巻く必要のある面倒くさい時計ではありますが、私が巻いてやらないとこの時計は動かないんだなーと思うと、なんとも言えない魅力があり、巻くたびに愛着が湧いてきます。

後世に伝えることができる「時計」。

今後私の分身として50年、100年先も生き続けていくのかと想像すると
定期的なメンテナンスをおこない大事に使っていかないと….と改めて思います。

さてあなたは後世に何を残しますか?